社史内製は成功するのか?

 社史制作業者が深掘りすることのないテーマについて、Orabiグループ担当者にお話をうかがいました。

 

 

社史内製のためのOrabiメソッドとは?

社史内製の〈目的〉と〈制作作業〉を双方向的にフィードバックさせる手法が、Orabiメソッドです。コンサルティング技術なので、ちょっと説明が理屈っぽいですが。

たとえば、「この完成物を目指すなら、〇〇しなければならない」、あるいは「〇〇するのは無理だから、その完成物は目指せない」という考えは単方向的であり、否定的要素が固定されてしまいます。

 「〇〇することにより、〇〇な完成物をつくることができる」という双方向フィードバックをつねに機能させることにより、社史内製を成功へと導く手法がOrabiメソッドです。Orabiグループによる社史内製コンサルティングが、Orabiメソッドを機能させ、社史内製を成功へと導きます。

 

社史の内製はなかなか成功しないと聞きますが?

ある視点でいうと、それは確かです。

つまり、専門業者が作るレベルの完成物を社内で作ることには無理があります。無理があるから、結果的に成功しないということです。

逆に、無理のない手法を選ぶなら、社史内製は成功を見るでしょう。

 

なぜ社史内製コンサルティングを?

根底には、より多くの企業で社史をつくってほしいという思いがあり、その思いは、当グループの営業的利点を超えたものです。

終身雇用という考え方が労使ともに薄れていますが、それでも社員にとって会社は一時的ではあれ人生の拠りどころとなるはずです。労使間のドライな関係というものも理解はできますが、そこに生産性を見ることはむずかしいように感じます。

もちろん社史をつくったからといって、すぐに生産性が上がる保証はありません。しかし社史内製により自社の独自性(アイデンティティ)を知ることは、士気高揚・所属意識増進・親睦促進などの効果を創出します。そうした効果に焦点を絞るなら、社史の従来イメージも変化するのではないでしょうか。

また創立から30年以上たつと、当時の業界事情や創業者の奮闘ぶりなどを知らない社員が増えてくるでしょう。さらに50周年となると、経営者でさえ記憶が覚束なくなります。体裁はさておいても、そうした記録を残す目的であれば、社史は内製でじゅうぶん間に合うのです。そのお手伝いをするために、社史内製コンサルティングを始めました。

 

社史内製のメリットとデメリットは?

メリットは2つあります。

1つは外注費を大幅に縮小できることです。もう1つは、社内で取り組むことで、通常業務の枠の外での社員間の連携と結束が生まれることです。この2つ目のメリットは、じつはデメリットと勘違いされがちです。担当者の業務が増えて多忙になることで、否定的に見られるからですね。

つぎにデメリットですが、完成物の美麗さと内容の充実度が外注の場合にくらべ劣ってしまうこと、そして社史内製にかかわる社員さんたちに時間とエネルギーの負担が生まれること、この2つです。ただしこの2つ目は、じつはメリットであると申し上げました。

 

Orabiメソッドの実績例など聞かせてほしいです。

内容をお聞きになれば、「なんだそんなこと?」と思われるでしょうが。(笑)

実績ベースでいいますと、2つの柱がありまして、どちらかを選ぶ、あるいは両方を併用することができます。この2つの柱こそが、最初にいいました「無理のない手法」になります。ただし、ここに上げる2つの柱は過去の実績例であり、Orabiメソッドそのものは、つねに新たな実績づくりを目指しています。

柱の1つは座談会を開催収録して、そのまま社史の代替物にすることです。当グループの過去の実績でいいますと、かつて短納期の40年史案件にこの手法を提案し、コンサルさせていただきました。座談会を2部制として、ベテラン社員の部と若手管理職の部にわけ、時代の振り分けをしながら各自の経験を語っていただきました。その後、座談会を3部制とするケースも出ました。原稿を一定レベル以上に仕上げるためには、下準備と司会進行にプロのアドバイスが欠かせません。

もう1つの柱は、ひらたくいうと「文集社史」です。通常、社史の原稿には客観性と文章力が求められ、専門ライターでないと執筆はむずかしいものです。しかし「私」を主語とした自分の経験談なら、社員やOBのかたでも書けます。もちろんテーマの振り分けや原稿執筆の取り組み方など、的確なコンサルは必須だとお考えください。

また、いずれの柱にせよ情報台帳の作成は必須です。これは詳細な年表のことで、各企業が自社ホームページに掲載している沿革の情報量を大幅に増やしたものです。座談会にせよ文集にせよ、この情報台帳がないと羅針盤なき航行となって迷走してしまいます。

座談会と文集なら、社内で取り組めるような気がしませんか? その「やれるだろう」「やってみよう」の成功イメージを、最初にもっていただきたいのです。あとはコンサルティングに頼っていただいて結構です。

 

社史内製を考える企業が留意すべきことは?

これも2つあります。

1つは少数精鋭の編纂プロジェクトチームを立ち上げること。ヒマそうな誰それに任せよう、ではダメです。ふだんの仕事をもちながら特任業務が増えるわけですから、判断と作業の速いメンバーが望まれます。

もう1つは、プロジェクトを経営トップ直属とし、そのことを全社員にあらかじめアナウンスしていただくことです。チームメンバーは、いずれ他部署の社員やOB、あるいは年輩社員になにか作業を依頼することになるはずです。そういうときに積極的・好意的な協力が必要となり、経営層からの最初のアナウンスが有効に働くことになります。

 

Orabiグループと社史内製の関係は?

当グループは、社史内製サービスに特化しているわけではありませんが、今後も力を入れていきたい領域の1つとして捉えています。

働き方のスタイルが変化していく中でも、会社が社員たちにとって、生活経済の拠りどころであり生き甲斐のよりどころであることは変わらないでしょう。社史内製は、自社のアイデンティティとそこで働く社員が自分自身のアイデンティティを見つめるための好機になります。

また当グループの代表者は、過去に教育機関の研究所でワークショップ型授業推進の責任者を務めており、集団で1つの成果物を作り上げる過程の指導に多くの実績をもちます。Orabiメソッドは、それらの実績に裏打ちされてこそのノウハウです。

以上の理由から、当グループでは社史内製の振興を事業目標の1つとしています。

 

社史内製について相談したいときのアプローチは?

このホームページの問合せフォームから、タイトルを「社史内製コンサルティングの件」としてご連絡ください。ご希望やご事情がさまざまですので、それらをお聞かせいただいた上で、対応させていただきます。

メソッドには2つの柱があると申しましたが、いずれも専門的視野に立ってのコンサルティングがなければ、おそらくは頓挫するか、期待はずれの仕上がりとなるでしょう。ぜひ、Orabiグループにご相談ください。